秋季大会1回戦のユニバース戦を10-0と快勝したタイガース。今度は夏季大会の2回戦、対ジャガーズ戦を迎える。ジャガーズとは全日本学童の武蔵野市予選決勝で対戦した時以来の対戦となる。その時のスコアは9-2とタイガースが勝利を収めている。
しかし、前回の対戦から約半年が経っていることもあり、お互いチームの状況は前回の対戦時とは全く違うと考えていいだろう。秋季大会同様、夏季大会も優勝を目指すタイガースとしては、もちろん負けられない1戦。やや雲の多い秋空の中、対ジャガーズとの試合が開始された。
この試合、タイガースは後攻で試合に臨む。先発のマウンドには、ユニバース戦を4回無失点に抑えた背番号#10。この試合では前回以上の素晴らしい立ち上がりを見せてくれた。
1回~3回をすべて三者凡退に抑え、毎回の5奪三振を奪って見せた。しかし、それは相手先発左腕も同じであった、1回2回とそれぞれ得点圏にランナーを置くもあと一本は出さず、得点を許さなかった。
試合が動いたのは3回。1回~3回を完璧に抑えていた背番号#10の打席。1アウト2-0からの3球目。真ん中に入ってきたストレートを振りぬくと、捉えた打球は誰が見ても一発でホームランと分かる場外弾。打球は、試合会場としていた武蔵野第六中学校のライトフェンスを悠々と超え、道を挟んだ一軒家の3階部分に当たった。
この当たりには、流石の相手投手もマウンドの上で笑うしかない、といった感じであった。しかし、この攻撃のあと、タイガースはかつてないほどの窮地に立たされる。
4回の守備。前の回まで完璧に相手打線を抑え込んでいた背番号#10が、突如相手打線に捕まった。先頭の1番バッターにセンターへヒットを打たれると、続く2番バッターには左中間へのスリーベースヒットを打たれ一瞬で同点にされる。3番バッターにはレフト前、4番バッター何とか打ち取るも5~7番バッターにもヒットを打たれ、球数がかさんだこともありここで背番号#2がマウンドに立った。
しかし、攻撃の手はやむことはなく、その後もヒットや味方エラーが重なり、スリーアウトを取るころには10失点と大量失点を食らってしまった。
その後お互い無得点で試合は進み、最終5回裏。時間的にもタイガース最後の攻撃。先頭の1番バッターは初球をとらえセンターオーバーのツーベースヒットを放った。続く2番バッターも2球目をセンターへはじき返し、ノーアウト1,3塁。その後、1塁ランナーが盗塁を仕掛ける間に3塁ランナーがホームに生還し1点を返す。3番、4番バッターは三振に倒れてしまうが、5番、6番バッターはボールを見極め、2アウト満塁とした。
そして打席にはこの試合2打数2安打とあたっている7番バッターの背番号#7。1-2と追い込まれた4球目。打球はサードに転がりここで試合終了かと思われた。しかし、サードの送球がそれるとこの間に2塁ランナーも生還し、さらに2点を返した。
しかし4回の大量失点が響き、ここで時間切れとなってしまい、試合終了。最終スコア1-10(5回参考4-10)でジャガーズが全日本学童武蔵野市予選のリベンジを果たした。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジャガーズ | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | ||
タイガース | 0 | 0 | 1 | 0 | (3)x | 1(4) |
夏優勝を目指した初戦。タイガースとして悔しい敗戦となった。前回対戦した際も先発の左腕に対しては、5安打2得点。今回は本塁打含め6安打放つも得点は2点と相手エースを打ち崩すことができなかった。
対するジャガーズは、1巡目こそ完璧に抑えられたものの、2巡目以降からはしっかりと対応し、背番号#10がマウンドにいる間だけで6安打4得点。変わったピッチャーからもヒットを放ち、合計9安打10得点とタイガース投手陣を打ち崩すことに成功した。
ジャビットカップ以降、どこか試合に入り切れていないところがあるように思う。目標としていた都大会勝利を経て、少し燃え尽きてしまったのだろうか。
まだ今年の試合は残されている、またどこかの試合でジャビットカップで見せてくれた輝いているみんなの姿を見せてくれることを期待したい。
ジャガーズさん、対戦ありがとうございました。
保護者の皆様、今回もたくさんの応援ありがとうございます。
コメント