春季武蔵野市少年野球大会 1回戦 対 ファイターズ

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 緊急事態宣言下の中、市内屋外施設の開放に伴い、開催が決定した春季大会の1回戦が6月7日(日)市営球場で行われた。

 この春季大会の優勝チームは8月ごろに行われる、ジャビットカップ(東京都の市区町村+神奈川県川崎市の7つの区の代表チームで行われる大会)の出場権を獲得する。

 天気は曇り時々雨。普段とは違うグランド状況でいかに普段通りのプレーができるか、また久しぶりの試合にどう入っていくかも注目したいところである。


【1回表】

 タイガースの先発は久しぶりの先発となる背番号#1。

 ブルペンでは調子が良かったのだが、ファイターズの先頭打者に四球を与えてしまう。しかし、続く2番バッターはフルカウントから三振を奪い、後続のバッターも順当に打ち取っていったが、この回だけで20球を投げるらしくないピッチングとなってしまう。

【1回裏】

 ファイターズの先発は打たせて取るタイプの軟投派ピッチャー。試合前、学校での練習では力強い打球を飛ばしていたタイガース打撃陣は、自分のスイングを貫き相手投手を打ち崩すことができるのか。

 まずは1番バッター、ベンチからの指示で1球ボールを見た後、真ん中に甘く入ってきたボールを振りぬくもボールの下をこする形となり、サードフライアウト。

 続く2番バッターも2球目を打ちに行くがこちらもファーストへのフライになってしまい僅か4球で2アウト。良くない流れの中、3番バッターは初球を簡単に打ちに行き、セカンドへのフライを打ち上げる。これを相手がエラーし、2アウトランナー1塁とするが、ここで4番バッターも初球を打ち上げ3アウト。

 結果僅か6球、4つのフライを打ち上げるかなり内容の良くない初回の攻撃となってしまった。

チーム名
ファイターズ
タイガース

【2回表】

 初回、どこか浮足立った様子で攻守ともに雑な部分が見えたが、初回に少し荒れたピッチャーがここで一度落ち着きを見せる。

 先頭の5番バッターを三振に取ると、続く6番も三振に切って取り、7番はファーストフライとしっかりと3人でこの回を抑える。

【2回裏】

 初回の淡白な攻撃は一旦忘れて、何とかこの回からリズムを作っていきたいところであったが、この回もタイガースはいい形で攻撃を行うことができなかった。

 先頭の5番バッターは2球目にサードゴロで1アウト。続く6番バッターは四球で出塁すると、相手ピッチャーのボークと2塁牽制が悪送球となり、1アウト3塁とする。

 ここでまずは1点が取りたいタイガースだったが、7番バッターは1-1からサードへの小フライ。8番バッターはピッチャーゴロとタイガースにとって一見打ち頃に見えるピッチャーから1本が出ない。

チーム名
ファイターズ
タイガース

【3回表】

 2回は落ち着いて抑え、この回も落ち着いて抑えたいタイガース。まずは8番バッターをショートゴロに打ち取り1アウト。ストライク先行でこの回も3人で抑えるかと思われたが、9番バッターに3塁へのセーフティーを決められ、ファイターズにこの試合、両チーム合わせて初の安打を許す。

 戦況としてはややファイターズによっているこの試合。ここで崩れることは避けたい状況である。ここでファイターズは打順が一巡し、1番バッターが打席に入る。

 ファイターズとしては先制点を取る絶好のタイミングだが、ここは先発を任された背番号#1が落ち着いて抑える。1番バッターから三振を奪い、2番バッターはショートゴロに抑え、先制点は許さない。

【3回裏】

 1回、2回とファイターズの先発ピッチャーに僅か19球、8人のうち5人が内野フライと完全に抑えられているタイガース。打順も2巡目に入るこの回。そろそろ1本が欲しいところである。

 先頭の9番バッター。初球は見逃してボール、続く2球も見逃すがこちらはストライクとなり、カウント1-1。 そして3球目、三塁線に転がるセーフティーを見事に決め、ノーアウトランナー1塁とする。

 そしてタイガースも打順が一巡し、打席には1番バッター。ここでタイガースベンチ、相手ピッチャーがクイックが苦手と見るや2つの盗塁を敢行し、ノーアウトランナー3塁と絶好の得点機を作る。

 1番バッターは三振に倒れるも、続く2番バッター。1ボールからスクイズを決め、タイガースが先制点をもぎ取る。

チーム名
ファイターズ
タイガース

【4回表】

 先制点を取ったタイガース、ここでしっかりと抑え試合の流れを持ってきたいところ。しかしそううまくいかないのがこの試合。先頭の3番バッターがフルカウントからレフトの頭を超えるスリーベースを放つと、続く4番バッターの打席。ここで牽制がまさかの3塁悪送球。あっという間に同点となってしまう。

 後続のバッターは何とか抑えるも、中々タイガースにとって流れの悪い中で4回の攻撃となる。

【4回裏】

 折り返しの4回。やっとエンジンがかかってきたか、先頭の4番が初球を振りぬきライト線へ鋭い打球を放つ。しかし、ここは相手あらかじめ深く守っていたライトが何とかボールを止め、長打を防ぐ。惜しくもシングルヒットかと思われたが、ここでファイターズ野手陣が中継プレーでもたつく間にバッターランナーが2塁に進塁。5番バッターのショートゴロの間に3塁まで進み1アウト3塁。そして、6番バッターの打席でパスボールから勝ち越し点を挙げる。

 その後6番バッターはセンターフライに倒れるも、続く7、8,9番が連続ヒットを放ち、さらに2点を追加し、4-1とリードを3点に広げる。

チーム名
ファイターズ
タイガース

【5回表】

 3点のリードを得たタイガースは、前の回で球数が69球となっていた背番号#1から、背番号#2にピッチャーを交代する。

 先ほどは得点後すぐに失点を許してしまい、同点に追いつかれてしまった。今回は3点をリードしたものの、先ほど同様に失点をするパターンは避けたいところ。

 まずは先頭の8番バッター、カウント1-1から少し浮いたボールをライト前へはじき返される。しかし、セカンドがこれをタイミングよくジャンプしグラブの先で見事にキャッチ。タイガースにとって大きな1アウトを取る。

 後続のバッターはピッチャーが2者連続三振を奪い、今回は無失点で裏の攻撃へ進む。

【5回裏】

 試合も終盤、追加点を入れてダメ押しといきたいところ。

 先頭の2番バッターはセカンドゴロに倒れるも、3番がレフトの頭を超える3ベースヒットを放つ。そして次バッターのパスボールも合わさり、あっさり1点を追加する。

チーム名
ファイターズ
タイガース

【6回表】

 リードを4点とし、余裕ができてきたタイガース。先頭バッターをショートゴロに抑え、続くバッターを三振に切って取ると、4番バッターには四球を許すが、5番バッターからはしっかりと三振を奪い、裏の攻撃へ進む。

【6回裏】

 この回、タイガースは先頭バッターに代打の背番号#16を送ると見事期待に応え2球目をセンター前へはじき返すヒット。続けざまに代走の背番号#11を送ると、2球連続で盗塁を決め、7番バッターのショートゴロの間にランナーがホームへ帰ってくる。

 8番バッターはショートゴロに倒れるも、この試合打撃ではチーム初ヒットにタイムリーヒット、守備ではファインプレーと輝きを放つ9番バッターが打席に入る。2球目に振りぬいた打球は左中間に落ちるツーベースヒット。

 最後は1番バッターが2ボールからセンターの頭を超えるランニングホームランで2点を追加し、コールドゲーム。

 最終スコア8-1、6回コールドでタイガースが勝利した。

チーム名
ファイターズ
タイガース3x

 試合序盤こそ、どこか試合に集中できていない部分もあり、心配な試合運びであったが、中盤からはしっかりと相手ピッチャーにも対応し始め、6回コールドで勝利することができた。

 しかし、今回のように試合序盤から集中ができていない状態で、都大会に臨んだ場合、きっと今回と同じような試合展開になることはないだろう。

 試合に勝つことは出来たが、まだまだ課題はたくさんある。都大会での勝利を目標とするならば、子ども「だから~」と目をつむるのではなく、子ども「だけど~」と目を背けないことも大事だと思った。

 幸い都大会まではあと数回練習する機会がある。この数回をどう活かすのか、子どもたちの成長を見守っていきたい。

 今回もたくさんの応援ありがとうございました。

 次戦は本宿小学校で本宿シルバースワローズのと試合になります。

 次戦も引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

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